Firefox for Androidが明朝体に対応
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Androidの明朝体事情
Androidの日本語フォントとしてはAndroid 4.0からAndroid 5までの間はモトヤシーダ及びモトヤマルベリが採用され、Android 6からはNoto Sans CJK JPが採用された。
ちなみに、Android 4以前はDroid Sans Japaneseが採用されていた。
誤解があるようだが、少なくともAndroidとしては明朝体がサポートされたことはない。 Noto Serif CJK JPというフォントは存在するが、Androidには採用されていない。
機種によってはカスタマイズとして明朝体が導入されていることもあり、場合によってはSerifが要求されたときに明朝体を表示するようになっている。
なお、標準的なAndroid端末では、lang=jp
環境でSerifが要求された場合に、欧文にもSerifではなくSans
Serifを適用するようになっている。
つまり、Serifフォントがないわけではなく、lang=en
でSerifなウェブサイト(例えばPandoc User’s
Guide)ではSerifで表示されるのだが、和文のウェブサイトで欧文部分だけがSerifで表示されるといったことはない。
Firefoxで明朝体がサポートに
いつからなのかはっきりしないが、少なくともFirefox 68.2.1ではサポートされている。既にFirefox Focusでもサポートされているので、もう少し早い段階だろう。
Firefox環境下ではserif
が指定された場合は、和文欧文とも明朝体フォントが適用になる。
私の目利きの限りでは、源ノ明朝(あるいはNoto明朝)である。
縦書きにおいても問題なく表示される。 ただし、場合によっては(全角括弧の場合に?)ディレクションがおかしいようだ。
Androidでサポートされたわけではないため、Blink系列のブラウザ(Chrome, Vivaldi, Opera等)では依然として明朝体の表示はできない。