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メッセージンクアプリの改行/送信キーバインドについて

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これはおもにメッセージングアプリにおける「Enter」「Shift+Enter」「Ctrl+Enter」の話である。

Shift+Enter に関する話

Shift+Enterは歴史的経緯がある。

もともと、メッセージングアプリはEnterとCtrl+Enterが改行か送信かという点でばらつきがあった。

これは多くのユーザーにとって不満になっていたのだが、一部のメッセージングアプリが採用していた「Shiftによる改行」が広まっていき、事実上の標準として統一されていった。

これまではShiftは無視するものが多く、あるいは通常のEnterと同じ扱いであることが多かった。送信がEnterで改行がShift+EnterになっているものといえばMSN Messagerだ。

「改行の確実なキーバインド」が重視されたのは、「送信のつもりで改行された」はそれほど困らないが、「改行のつもりで送信してしまった」は事故だからだ。

これを踏まえた上で、Ctrl+Enterは送信に当てられることが増えた。 ただし、両方送信というものも珍しくはない。

実際のキーバインド

メッセージングアプリだとEnterが送信であることが多い。

全体の傾向としては、チャット型に関しては改行することはあまりないため送信になっており、複数行の文章を書くことが多いもの(掲示板やe-mailなど)はEnterが改行でCtrl+Enterは送信というものが多い。 TwitterもDMはEnterが送信だが、Tweetは改行である。

また、メッセージングアプリではEnterの挙動は設定可能である場合が多い。

App Enter Shift+Enter Ctrl+Enter Alt+Enter
Telegram Send Newline Send Send
Discord Send Newline Invalid Send
LINE (Chrome) Send Newline Send Send
Pidgin Send Newline Newline Newline
Kopete Send Newline Invalid Invalid
ICQ Send Newline Send Invalid
Slack Newline Newline Send Newline
Skype Send Newline Newline Newline
Google Chat Send Newline Send Send
Google Hangouts Send Newline Send Send
Twitter DM Send Newline Invalid Send
Tweetdeck DM Newline Newline Send Invalid
Session Send Newline Send Send