2023 Chienomi Stats
雑感::site
序
年頭恒例、去年のChienomiのデータを振り返るChieomi Stat。
前提としてデータ消失によりログも集計スクリプトも消えてしまったため、従来と同じ方法で計測・比較することができない。
加えて、ログ自体が3月半ばからしか残っておらず、新しいスクリプトを使っての計測も限定的にしかできない。
主な出来事
一番大きいのは、従来ConoHa WINGでホストされていたChienomiが、VultrのVPS上でホストされるようになったことだろう。
Chienomi自体はServerMan VPS, ConoHa VPS, ConoHa WINGという変遷を辿っているが、しばらくWINGでホストしていたため、VPSでホストするためにある程度変更を加えることになった。 特にアプリ周りは従来Rack/CGIを使用していたものを、Sinatraベースに書き換えた。
また、これに伴ってチューニングを進め、従来よりもさらに高速化した。
加えて、TwitterがXとなり、投稿を外部から表示できなくなり、インデクサが記事を発見することができなくなった。 従来、Twitterに投稿することをインデクサへのトリガーにしていたが、これが機能しなくなり、この影響を測定することはかなり焦点だったのだが、残念ながら比較できなくなってしまった。
公開記事と数
「動画処理中はメインPCが使えない」ということに影響を受けている。 このため、4, 5月や9月の公開記事が少ない。
月 | 記事数 | draftの数 | ソース文字数 |
---|---|---|---|
1 | 5 | 0 | 46297 |
2 | 3 | 0 | 16171 |
3 | 6 | 0 | 30816 |
4 | 8 | 0 | 78466 |
5 | 5 | 1 | 37737 |
6 | 5 | 1 | 18428 |
7 | 11 | 0 | 71610 |
8 | 11 | 1 | 71816 |
9 | 4 | 0 | 12732 |
10 | 8 | 1 | 68444 |
11 | 4 | 2 | 20521 |
12 | 10 | 0 | 109871 |
合計 | 80 | 6 | 582729 |
2023の公開記事数は74、draft落ち(公開に至れなかった)が6、破棄(ファイル自体を削除した)が9。
2022の公開記事数が52だったため、2022年よりもだいぶ多く、1.42倍に増加した。 また、従来より破棄数もかなり多かった。
ソース文字数も2022年が317459なのに対し、582729と1.835倍に増加している。
2023年はとても忙しく、執筆が捗らなかったと思っていたのだが、意外と勢力的に書いていたようだ。
アクセス数
月 | アクセス数 | 2022年(参考値) |
---|---|---|
4 | 10127 | 30367 |
5 | 8645 | 24639 |
6 | 7484 | 29951 |
7 | 12538 | 24004 |
8 | 11541 | 25779 |
9 | 8894 | 25114 |
10 | 11687 | 44079 |
11 | 12475 | 35178 |
12 | 11434 | 45038 |
Chienomiは記事をTwitterでシェアすることで、検索エンジンに認識させるという方法をとっている。 ところが2023年、Twitterは投稿を非ログインユーザーに表示させないようにしたり、あるいは非ログインユーザーに対してユーザーの投稿を時系列で表示させないといった手法をとったことにより、Tiwtterを使ってインデックスさせるという手法が現実的でなくなった。
Chineomi自体も検索ボットによるアクセスはそれなりにあるため、検索に対する影響は大きくないかもしれない。 その影響の程度というのを気にしていた。
結果としては、アクセスは劇的に減った。
一見、Xの影響と見られるかもしれないが、後述する人気記事から見るアクセスランキングに劇的な変化があり、その影響のほうが大きそうだ。
というのも、PVを30位まで確認しても、ほとんどが新しい記事で、2022年以降の記事が大部分を占めている。
従来、新しい記事のPVは伸びにくい傾向にあり、Stat2022では10位以内に入った2022年の記事は1本だけだった。
新しい記事だけ見ればアクセス数は伸びているが、古い記事が著しく見られなく生った結果、アクセス数が減った。 可能性が高いのは、Googleの挙動変更だろう。VPSにホストを変更したことにも影響を受けているのかもしれないが…………
人気記事
タイトル | 公開年 | 2023年3月以降のアクセス数 |
---|---|---|
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明らかに、新しい記事だけで占められており、新しい記事のPV数はむしろ増加傾向にあるが、古い記事のPVが極端に減少した。
👍の数
2022年はまるでつかなかった👍だが、2023年はそれなりについた。
タイトル | 2023年 👍数 |
---|---|
Mozcdic-UT (Mozc-UT)が終わった話と、代替品を開発してる話 | 116 |
Twitterから移住した話 | 9 |
著者について | 8 |
Btrfsを13年使ったのでその経験の話 | 6 |
👍3の記事が13、👍2の記事が9、👍1の記事が44あった。
なお、Botによる連打は除外して数えるようになっているため、Mozcdict-extの話は本当にいっぱい押してもらえたようだ。
活発に開発されたGitHubプロジェクト
PureBuilder Simply
PureBuilder Simply 3.0〜3.2がリリースされた。
2022年2.0がリリース、2.1がdevelに上がっていたが、2023年は2.2を経て3.0になった。
Multimachines Utils
引き続きmmfft9が進歩した。
だが、これがデータ消失の原因にもなってしまった……
DLVoice Utils
DLSiteの音声作品のライブラリということにフォーカスしたツール。 2023年以前にもそれっぽいものはあるにはあったが、全面的に書き直したのを機に公開した。