Chienomi

.yokohamaドメインをお名前からGandiへ移管

Live With Linux::server

みんな大嫌いなお名前.com。

大量の迷惑メールを送付し、うかつにクリックすると追加課金されるようになっており、あって当たり前の機能がことごとく有料になっており、売ることばかりに熱心で使いづらく、さらにセキュリティが脆弱で情報漏洩を繰り返し、パスワードは生で保存している、恐ろしい存在である。

以前は私は(安さにつられて)いくつかのドメインをお名前.comで登録していたが、お名前.comが嫌すぎてXDomainに移管していた。

だが唯一、mimir.yokohamaだけは.yokohamaドメインの性質上、お名前から動かすことができなかった。

というのも、.yokohamaはGMOが取得したgTLDであり、この関係で取り扱っているのがGMOだけで、移管したところで結局GMOになってしまうのだ。このためXDomainに移管することができなかった。

だが、海外に目を向ければ、海外で.yokohamaドメインを小売するために取り扱いレジストラがいたりする。

先日、私はXDomain上にあったすべてのドメインをCloudFlare Registrarに移管した。 XDomainに強い不満があったわけではないが、より扱いやすく強力なレジストラを選択したわけである。 だが残念ながら、CloudFlare Registrarは.yokohamaドメインの取り扱いがない。将来的には追加されるかもしれないが、それまで待つのはなかなかつらいものがある。

そこで、私は「お名前を契約しつづけるよりはずっとマシ」ということで、Gandiへと移管することにした。

Gandi

Gandiはフランスのドメインレジストラ, ホストティング業者である。

まぁ、実際のところほぼドメインの会社だ。 取り扱いドメインが非常に多い。

私はフランスの会社に対してあまり信頼感を持っていないが、Gandiは発信メッセージは誠実さや正直さを非常に強く打ち出したものとなっており、APIがオープンであったりするなど、かなり使いやすい印象も与える。

そもそも.yokohamaを取り扱うレジストラはとても少ないので、数少ない選択肢の中でもっとも良さそうという理由で選択した。

移管時のはなし

Gandi側は日本語になっていてわかりやすく、お名前側は検索すれば情報が出てくる(必要に応じて-site:onamae.comする必要はあるが)ため、あまり困ることはなかった。

XDomainからCloudFlareのときはかなり時間がかかった(2週間以上かかった)けれど、お名前からGandiはすぐに確認メールが飛んでくるので、これで確認すればOKだった。1時間もかからなかったくらい? これはCloudFlareの問題なのか、XDomainの問題なのかは定かではない。本来確認メールを飛ばすはずなので、XDomainのほうが問題なのかもしれない。

移管したとき、ネームサーバーの設定は自動的に引き継がれたためダウンタイムはなかった。 お名前のネームサーバーを使っている場合はどうなるかわからない。

これでお名前.comで使っているドメインがなくなったので、退会しようとした。 やり方はこのページにあるのだが、かなりやりづらい。

しかし、

お手続き処理中の契約があるため、お名前IDを削除することができません。 お問い合わせフォームよりご連絡ください。

と出て解約できなかった。 2ヶ月ほど待って、それでも解約できなかったら問い合わせしようと思う。

また、ConoHaのほうもアカウント削除を行った。 こちらはアカウント設定からすんなり退会できるようになっている。

これでいくつか期限の長いドメインがXDomainにあり、ほとんどがCloudFlareにあり、ひとつだけGandiにある。 XDomainに置かれているドメインは良いタイミングでCloudFlareに移すだろうし、.yokohamaがCloudFlareで対応すればそちらも移すかもしれない。