VivaldiとGoogleとプライバシー
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起こり
Vivladiの設定にこんな項目が増えていた。
これは、もしかしたらこれまで問答無用だったところ、設定によって無効化できるようにしたのかもしれない。 つまり、事態は悪化したのではなく改善したのかもしれない。 だが、このようなGoogleサービスを利用する作りであることは、私はこれまで把握していなかったようなことであり、以前Vivladi起動時にGoogleとの通信を行っているということを発見していたが、それと合わせて「VivladiはGoogleの支配を逃れるのに有効でない」というように思われた。
Vivaldi側の回答
これについてTwitterで言及したのだが、日本語公式アカウントより次のような回答があった。
詳しくご説明いただき、ありがたいです!
Googleとの通信については、おそらく直近のアップデートに伴いChromium側で追加されたコードが原因かと思います。アップデートの際に除去しているはずですが、一部手つかずだった部分の可能性大です。
可能であればWiresharkのcodesを共有くださると助かります
もうひとつの「Googleサービス」「Google拡張機能」についてはOFFにしてしまうと機能しなくなるサービスや機能が出てきてしまう=多くのユーザーに影響が出てしまう、ことを踏まえて、オプションでOFFにできるようにしています。[設定]-[プライバシー]です。
ということであった。
設定については、それでも私はデフォルトオフにすべきである(多くのプロファイルを使っている場合、全てのプロファイルで無効化の作業を必要とする)と思うが、ここは立場の違いであるからこれ以上争う余地はない。おとなしく設定すべきことだ。 ただ、設定すべき内容であるということは重要なことだ。 プライバシーを気にする人は、今からVivaldiを使いはじめれば、設定によって確認することになるだろうが、従来から使っている人は注意が必要になる。
そして、もうひとつのGoogleとの通信は、最新Stableで確認しても解消されていなかったので、キャプチャデータを渡した。エンジニアチームに共有するということであり、少なくともVivaldiは(プライバシー的な意味において)Googleの呪縛から解放することに積極的なようであった。
別件: 画像に対するキーバインド (訂正)
私はほとんどVivladi一本でやっていたのだが、最近はFirefoxを使うことが増えている。 その大きな理由が、画像に対するショートカットだ。
画像を右クリックしたとき、ChromiumのコンテキストメニューにはVキーで画像を保存するショートカットが当てられている。これはFirefoxでも同様である。
右クリック→V→Enterという操作はそれほど無理のあるものではなく、画像保存を手動でやるというのもそこまで困難ではない。 最近はスクリプトや拡張機能で画像を保存するのはうまくいかないケースが非常に多くなっているので、この操作が確実性のあるやり方になっている。
最近、Vivaldiからこのメニューが削除され、階層が下になってしまったためとても不便なのでVivladiフォーラムに要望を投げたのだが、そこで、このコンテキストメニューは設定可能であることを教えてもらった。
「外観」の設定にあり、その中の「リンク」にある。
当てられるショートカットキーは重複によるため固定できない(S, E, Vあたりになる)が、希望はこれで満たせる。