序

2020-03-23 (+0000)にManjaro Linux 19.1 Lysiaがリリースとなり、それに伴って、日本のミラーを使っている人は日本時間2020-03-24にアップデートが降ってきた。

今回は大規模なアップデートであり、若干問題が発生した。

パッケージ

vim-ultisnips

vim-pluginsが入っている場合には含まれているvim-ultisnipsだが、ファイルの上書きがうまくいかない。

pacman -Syu --overwrite "/usr/share/vim/vimfiles/pythonx/UltiSnips/*"

のようにして上書きさせる必要がある。

Powerlevel9k -> Powerleve10k

それってバージョンだったの…?

非互換変更があったので、ロードするプログラムを/usr/share/zsh-theme-powerlevel9k/powerlevel9k.zsh-themeから/usr/share/zsh-theme-powerlevel10k/powerlevel10k.zsh-themeに変更する必要がある。

ただし、互換モードがあるため、環境変数は従来どおりでOK。 ただし、POWERLEVEL9K_CUSTOM_*環境変数は組み込みコマンドが動作しない。

互換モード以外では全く使い方が異なるので注意が必要。

fcitx

fcitxパッケージにfcitx-gtk2及びfcitx-gtk3が含まれるようになった。 現実的にこれが何もないと打てないからだろうか。

ただし、fcitx-qt5は依然として別パッケージであり、逆に言えば順Qt環境(Gtkなし)を想定してfcitx-gtk*を入れないという選択肢は消えた。

現実的にはfcitx-imで両方入れるのが筋だろうが、2つしかないパッケージグループになったため、有用性はだいぶ下がった。