AURメーリングリストに投稿しました
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Arch LinuxのAURリポジトリにあるfcitx-mozc-ut(とmozc-ut関連全般)がビルドできなくなっていた。日本語を使う人にとっては致命的な問題だ。
そこでその問題の解決を望んでAURのメーリングリストにビルドできないよ、ということを返すとsvnを手動で取るといいよ、とのお答え。せっかく答えていただいたので、自力解決に向けて試行錯誤を繰り返した。
かなり時間もかかったし、色々聞いてみたりもしたが、結局は次のことが重なっていたのだった。
- googlecode.comがIPv6でアクセスできない
- mzocdic-ut, edictが更新されており、ソースを取得できない
- Japanese Usage Dictionaryのrevision 0を要求しているが、revision 0はない
アクセスできてないんじゃない?hostしてみれば?という指摘を受けて気がついたのだが、これでIPv6でアクセスできていない(DNSはAAAAレコードを返してくるが、pingも通らない)そのため簡単な解決策として、/etc/hosts
にIPv4アドレスのみを記述した。
しかし、Japanese Usage Dictionaryはrevision
0を要求しているので、これがないと拒否される。単純にrevision指定なしとするとrevision
10が取得されるので、指定なしでもいいと思ったのだが、0
を10
に変更。
それでSubversionのエラーはなくなるが、Mozcdic UTがNot fountになるのでサーバーからファイルリストを獲得すると、更新されファイル名が変わっている(日付が新しくなっている)。そのため、mozcdirとedictのアドレスを変更、当然チェックサムが通らず失敗するので、失敗したままそのソースファイルからsha512sumでチェックサムを取得してPKGBUILDを修正。
これで成功した。一応、それをパッチとして投稿した。反応はないが。とはいえ、Mozc-UTは日本人にとっては極めて重要だろう。