新しい日本のLinuxユーザーコミュニティ「日本語Linuxers」が誕生
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日本語Linuxers
日本語Linuxersは新しい(日本語の)Linuxユーザーコミュニティである。
プラットフォームにはDiscourseが採用され、質問したり、ディスカッションしたりすることができる。 イメージとしては、Reddit, Superuser, Stack overflowといった海外で良く見るQAサイト的な感じだと思えばいいだろう。 DiscourseはVivaldiやManjaro Linuxなどでも公式フォーラムとして採用されているソフトウェアだ。
日本語LinuxersはLinuxユーザー、あるいはLinuxユーザーになろうとする人であれば誰でも利用することができる。 費用もかからない。 登録にはメールアドレスが必要だ。
アカウントを登録し、トピックを閲覧したり投稿したりしていくことでランクが上がっていく。 ランクが上がるとできることの制限がゆるくなっていく形だ。
もちろん、私も積極的にサポートしていくつもりだ。
誕生の経緯
大きな要因として、「純粋に日本のLinuxユーザーが交流し、情報交換をする場がない」ということがあった。 本来ユーザー会というのはそのようなものだが、実際は日本にあるLinuxのユーザー会は人間関係が優先されるものであり、Linuxユーザーが等しく、ニュートラルに利用できるものではなかった。
また、同時に、「Linuxの情報を交換すること」と人付き合いがセットになることにも違和感がある。 ニュートラルに情報が得づらい環境は、ユーザーの参入障壁となってしまいLinuxにとって良くない。
5chにもLinux板はあるが、あまり治安が良くなく、建設的な意見が聞けることは少ない。 また、Quoraや教えてGooなどで質問することもできるが、知識がない人が全く関係ない返信をつけるだけで終わってしまうということが多く、いずれも質問の場として機能していない。
こうしたことから、日本において必要な「Linuxのユーザーコミュニティ」とは「適切な質問の場として機能するフォーラムである」と考えたわけである。
稼働までの道筋
日本語Linuxersは2018年にはスタートしていたプロジェクトだが、様々な要因からなかなか進まなかった。 最大の壁は「利用規約の英文ドキュメントを見ながら適切な利用規約を作る」であった。
また、Discourseはeメールにかなり強く依存しているが、うまく動かない部分も多く、そうした調整や、Discourseを動かすためのサポートインフラの整備なども必要だった。
また、日本語Linuxersをリリースしたあとそれを告知する方法という課題もあり、今回オープンにこぎつけたのはTwitterからの転出であらたなコミュニティが模索されているという背景もあってのことだった。
ぜひ新しいLinuxユーザーコミュニティの日本語Linuxers https://jlinuxer.org を使ってほしい。