UEFIから認識されるLinuxの名前を変更する
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序
これが問題になりやすいのは「同じLinuxディストーションを複数インストールする」ときである。 名前がかぶってもそれぼと問題ない場合も多いが、UEFIシステムによっては名前が重複するOSをうまく扱えなかったりする。 また、Windowsからはうまく扱えない。
今回の場合、会社での仕事にデスクトップを使いたくて、新たにSSDを買ってManjaroを入れようと思ったからだが(実際にはそうしなかった)、 USBディスク上にインストール場合でも支障が生じる可能性がある。 また、同じESPを共有する(同一ディスクへのデュアルブート)場合では確実に支障が生じる。
そこで、現在のLinuxのOS名を変更する手順を示す。 Manjaroが前提になっているが、他のシステムでも応用は効くだろう。
これについての情報はほとんどManjaroのフォーラムにあるもののままである。
手順
Grubの設定を更新する
まず、/etc/default/grub
を編集し、Linuxの名前を変える。
GRUB_DISTRIBUTOR
の値がManjaro
になっているが、ここを好きな名前に変更する。
なお、ブートメニューではこの名前の後にLinux
がつくので、FooLinux
にするとFooLinux Linux
になってしまう。
そして設定を出力する。
% sudo grub-mkconfig -o/boot/grub/grub.cfg
新しいブートエントリを作る
$ sudo grub-install --target=x86_64-efi --efi-directory=/boot/efi --bootloader-id=Chienomi
ここではGRUB_DISTRIBUTOR="Chienomi"
とした想定。
/boot/efi
はESPのマウントポイント。
なお、元記事ではこの前に
$ sudo efibootmgr -b XXXX -L 'MyLinux'
という手順が示されているが、おそらく必要ない(というか、うまくいかない)。
古いブートエントリを消す
この手順は新しいエントリでブートできることを確認してからにすること。
Manjaroのブートエントリを探す
$ efibootmgr | grep Manjaro
Boot0000* Manjaro
この場合、IDは0000
になる。 では消そう。
$ sudo efibootmgr -b 0000 -B
/boot/efi/EFI/Manjaro
が残っているので、こちらも消しておく。