Atnow (G3) 0.2.2
開発::util
序
Atnowのversion 0.2をリリースし、さらにそれを改善した0.2.2もリリースした。
Atnowはリアルタイムな「つぶやき」をログするものであり、日記系のアプリケーションだ。
0.2 及び 0.2.2 のポイント
0.2はdiary.rb
を追加した。
Atnowとセットで提供されたり、分離されてきたりしてきたdiary-utilの第三世代であり、atnowと連携する日記機能だ。
0.2.1はバグフィックスで、0.2.2はAtnowの日記連携機能のターゲットアプリケーションとしてRedNotebookを追加した。
dairy.rb
はシンプルなソフトウェアであるから、機能的にはかなり不足を感じることもあるだろう。
RedNotebookは私が考える望ましい日記ソフトウェアに近く、これに連携できるようにしたことで、現行Atnowが目標とするアプリケーション動作に近づいた。
Atnowの連携機能は、日記にもAtnowのつぶやき内容を記載するものだ。
diary.rb
はシンプルに、日付に基づくテキストファイルを編集する。
Atnowの歴史
Atnowは「現在」を記録するソフトウェアとして登場した。
ログ機能を重視しており、syslogや、psacctなどを含めて、そのときの出来事をリアルタイムに記録する。言い方を変えると、基本的に「コンピュータの利用を記録する」ものであり、人間的に日記をつけるようなものではなかった。
これに対してDiary Utilはリアルタイムに日記をつける機能であり、どちらかというと現在のAtnowに近い。
このAtnowは思ったような有効性を発揮できず、どちらかというと写真データの分類などのほうが困難に感じられたことから、「日記を簡単につけられる」という機能性を重視する方向に切り替えた。
これがDiary
Toolsで、diary.resume
は現在のdiary.rb
とほとんど同じものである。
一方、atnow.zsh
はCSVに記録するコマンドラインツールだ。
コマンドラインツールではあるが、zenityを用いてプロンプトを出すことも可能だったので、現在のatnowとおおよそ同じものだと言える。
現行のatnowは、システムトレイへの表示がある、というのが大きな違いだ。 このシステムトレイからのプロンプト表示と、つぶやきの確認が可能。 それ以外は従来のatnowと変わらないが、コード的には完全に新規に書き起こされている。
0.2になって再び分離されたdiaryがふたたびatnowに組み込まれた。 これは、第二世代のDiary Toolsと同等のものになったことを意味する。
だが、それでは進歩がない。 目指す進歩としては、diary側の強化だが、その理想型に近いものがすでに存在するため、RedNotebookと連携する機能を追加した。