Chienomi

Chienomiのアクセシビリティに関する問題と対応

開発::website

faviconが重い

全然気づいていなかったのだけど、faviconが衝撃の307kBというサイズだった。 トップページとかページ事態は17kBしかないのに、faviconのせいで320kBもロードしていた。

この問題は現在修正され、14.9kBに抑えられている。

TLS1.2問題

ConoHa WINGがTLS 1.2以降しかサポートしておらず、レガシィな環境だとTLSコネクションを確立できない。 このため、コンテンツが取得できない。

なら、HTTPなら……と思うかもしれないが、ConoHa WINGはHTTPSを設定すると問答無用でHTTPSに転送する方式で、HTTPでのアクセスもできない。

対応は色々考えられるのだが、インセキュアなTLS 1.1や1.0をサポートするのは良いとではないし、HTTPでのアクセスをできるようにしてしまうと、アドレス入力でHTTPSアクセス可能なのにHTTPアクセスしてしまう可能性もあり、どちらも難しい。

しかし、この状態ではレガシィな環境でアクセスすることができず、特に更新されない点字端末や図書館端末などでのアクセスが非常に難しい。 Netscape4やIE5、点字ブラウザなどでもアクセスできるように心を砕いているだけに、非常に悩ましい。

みんなエディタのカラーテーマはなんだい?

私はMonokai, Neon Monokai, Dank Neon, Draculaあたりが多い。まぁ、いずれにせよダークテーマが多いということだ。

私調べによると、プログラマはエディタのカラーテーマは圧倒的にダークテーマが多いらしい。 これ、実は重要な意味がある。

みんな知ってると思うが、白は膨張色である。 一方、黒は引き締まって見える。

LEDディスプレイの場合、より白の膨張度合いが強い。 だから、白背景に黒文字だと文字が細く見える。さらに言うと、文字が引っ込んでみえるのでディティールがみづらく、文字の字形を把握するために目をこらすことになる。 それと比べるとダークテーマは背景は控えめで、文字が主張してくるから読みやすい。

あと、そもそもディスプレイの白って目に痛い。必要以上に明るい。

そこで思い切ってイマドキありえないような「ダークカラーのサイト」にリニューアルした。

とはいえ、意外かもしれないが、色調整したのは背景色のほかは本文文字色、未訪問リンク色、コード色、テーブル偶数行色だけである。 もともとダークカラーでも大丈夫なように考えられてはいたのだ。 ちなみに、コントラストは少し下がった。文字色も純粋な白ではない。

変更の経緯は、Vivaldi for Androidで、簡易表示(リーダービュー)にしたら、(私はダークカラーにしているのだが)めちゃくちゃ見やすかったことである。 Chienomiは極限まで不要な情報を削って表示するようにしてあるので表示内容にほとんど違いはなく、色の違いでとても見やすいのだと理解した。

みんなも一度Vivaldi for Androidのリーダービュー使ってみてほしい。もちろん、好みの設定で。

そういうわけで、「ダークカラーのサイトは大概的な印象が悪い」ということがマーケティング的にいわれて、今や「ありえないもの」になっているのだが、実際に私が見てみた限りでは良さそうだなと感じたので導入してみた。

ちなみに、元々ダークカラーも想定していながら白背景だったのは、Chienomiの初代が「白xオレンジ」がテーマカラーだったからだ。