Cinnamon 3.0.1, Linux 4.6 RC4
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Cinnamon 3
Manjaro Update 2016-04-26でCinnamonが3.0.1になっていた。リリースでは触れられていないけれど…
これで結構変わっていたので、ポイントを挙げておくと
- ダイアログ表示がフェードイン/フェードアウトアニメーション追加
- 警告音がぽこぽこに変更された
- テーマ設定でコントロールがかなりの部分使えなくなった
- Dropboxが0秒起動だとsystrayに入らなくなった
- Mail.ruは自動起動でsystrayに入るようになった
ダイアログがフェードインするようになったのは非常にかっこいいが、Fcitxのサジェスト/プレエディットもフェードインするようになり、実用性が明らかに低下した。このあたりは開発者は意識しないのだろう。(Fcitxを使うようなことがないだろうから)
Cinnamonは機能はシンプル、特に設定項目は少ない。デスクトップエフェクトもほとんど選択できないし、ショートカットの設定も少ない。
だが、非常にツボを抑えた機能を持っている。
例えば、クイックタイルはシンプルにSuper+Cursorであり、現在位置を基準にしてタイルする。Super+Leftは非タイルなら左にタイルし、右タイルならフローティングする。
PAアプレットではサウンド出力先を一括で変更できる。この機能で変更した場合カスタマイズされた設定に戻すのが大変なので使用していないが。
他にも
- ネットワークアプレットによる切り替え・切断が加担
- ウィンドウのボタンは配置も任意に設定できる
- ウィンドウコーナー機能もある
- デスクレット機能
- 拡張機能(ほとんど正常に動作しない)
- 通知のオンオフ
- サブメニューを持つsystrayアイテムはスライド式で階層化される
軽量で安定していることもあって(さらには高速でハードウェアアクセラレーションも使用することもあって)、本来はPlasmaを利用したいと思いつつ、Cinnamonから抜けられないのもこうしたことからだろう。
Linux 4.6 rc4
Linux 4.6 rc2においては、Godavariマシンでは問題がなかったものの、Nehalem-WSマシンでは
- btrfsマウント時に大量のメッセージが表示される(RAID6のベンチマーク?)
- シャットダウン時、dmなどが閉じられず電源停止に至らない
- オーディオデバイスの入力が大量のノイズで埋もれる
といった問題が生じていた。
だがこれらはRC4で解決した。
btrfs関連の修正も既に多く入っており、非常に期待できる。相変わらずのいい仕事だ。