Chienomi

Linuxで最新のFlash player pluginを使う

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LinuxのFlash PlayerはAdobeがサポートを終了し、11.2が最終バージョンになっている。もうだいぶ古くなって、最近は様々なサイトで動画が見られないなどの不具合がでている。いや、動画のようなコンテンツだけならいい。保険サイトのようなところが見られない、という事態すらある。

Flash PlayerはGoogleのメンテナンスに移行し、案の定、Googleが抱え込んでChromeに同梱している。そう、Flash Player単体のリリースはしていないのだ。当然ながら、Chromiumや、その派生であるSRWare ironにはFLash Player pluginが含まれていない。

MozillaはChromeが利用するPepperプラグインには「興味がない」と言っているため、このままいくとFirefoxでFlash Playerは利用できなくなる。既に11.2までしか利用できずに様々なサイトが見られなくなってきている。だが、chromiumやironはPepperプラグインが利用できるため、術はある。

どうしてもGoogle Chromeが受け入れられなかったため、Chrome x84_64 rpmをダウンロードし、それをarkでPepperFlashのみ展開。あとは

iron --ppapi-flash-path=/opt/google/chrome/PepperFlash/libpepflashplayer.so --ppapi-flash-version=15.0.0.152

のようにすればよい。バージョンはmanifest.jsonファイルを参照する。

のだが、これでうまくいかずに随分悩んでしまった。理由は、自分で書いたiron起動用スクリプトが引数を渡すようになっていなかった、という実にくだらない理由。スクリプトを書き換え、デフォルトでプラグインをロードするようにするとともに引数を渡すようにした。