ルーターをCentOS7に
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CentOS6はUSB NICを認識できなかったため、慣れないUbuntuを使ってきたが、ついにCentOS 7への移行を実現した。
刷新されたAnacondaインストーラを使う。何もいじらずにインストールできるようになっているが、その一方でインストールしながらユーザーが作成できるなど効率的なデザインに変化している。シンプルながら機能性が失われておらず、なかなか驚きがある。
インストールが完了すると例によってmei_meが騒ぐ。とりあえずrootでログインし
# rmmod mei_me
さらに二度と起動しないように、/etc/modprobe.d/blacklist.conf に
blacklist mei blacklist mei_me"
とどめに、/etc/modprobe.d/modprobe.conf.local
install mei /bin/true install mei_me /bin/true
NICの設定はAnacondaから行える。そのためいきなりネットワークに接続できた。
ネットワークの設定はnmtuiまたはnmcliで行う。nmtuiは対話的に利用できる。これを用いて設定する。もちろん、USB NICも正しく認識されている。
ifconfigがないため、net-toolsをインストールしておくほうが良い。また、digコマンドもないため、dns-toolsをインストールしておく。このほか、zshとvimとdnsmasqをとりあえずインストールした。
IP forwardingが無効となっているため、これを恒久的に有効にする方法を探したが、良い記述がない。systemdに移行したための問題だ。そこでやや乱暴だが、/etc/sysctl.d/99-sysctl.confに
net.ipv4.ip_forward = 1
と書いておく。これでリブートしておおよそうまく動くのだが、DNSをフォワードしてくれない。ファイアウォールに起因するが、CentOS7はfirewalldを使用しており、設定方法が分からない。とりあえずfirewalldを無効化すれば動く。
だが、もちろんそれは困るので、とりあえずsubID 0x10のネットワークのコネクションは全部通過するようにする。通らないのはDNSなので、sshログインで設定可能だ。
firewalldは動いていなければいけない。そして、0x10インターフェイスをtrustedにする。
# firewall-cmd --zone=trusted --change-interface=enp0s25
さらに恒久化するため、/etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-enp0s25にZONE=trustedを追記する。これで0x10(enp0s25)から入ってくるトラフィックは全て通過するようになった。
dnsmasqを設定すると、Ubuntuのように訳の分からないことならず、正しくDHCP, DNSともに機能する。
全体的な印象としては、systemd, firewalldという新機構が案の定手強い状況だ。Fedoraと違いiptablesと共存しているわけではないため、firewalldの設定は必ず習得しなければいけないという厳しいものだ。GUI込みならばそれほど難しくないのかもしれないが。
困ったことに検索してみても、firewall-configを紹介しているだけで、firewalldのコマンドラインにおける設定方法は全く紹介されていないのだ。