序
GNOMEやKDE Plasmaは依存関係が深く、一度インストールしてしまうとアンインストールが難しい。 特にCinnamon環境ではpacman -Rsc gnomeするとCinnamonにとって必要なパッケージまでもごっそり消えてしまい、相当リスキー。
Cinnamonの場合はpacman -R gnomeもできない。XFce4環境の場合はpacman -R gnomeは可能だが、pacman -Rs gnomeはできない。
アンインストール
-Rddなら消すことができる。
pacman -Rdd gnome kde-applications plasmaRddで何が起きる?
gnome
GNOMEアプリケーションが消えるのはもちろんだが、特に痛いのが、gvfsとNetworkManagerが消えてしまうこと。 特にNetworkManagerが消えたまま再起動すると、キャッシュから再インストールする必要がありちょっと面倒。
また、Cinnamonが使用するGnome Terminal, Gnome Keyring及びGnome Screenshotも消える。
pacman -Rdd gnome
pacman -S networkmanager gvfs gvfs-goa gvfs-gphoto gvfs-mtp gvfs-nfs gvfs-smb gnome-terminal gnome-keyring gnome-screenshotEvince, Geditなどのアプリケーションも必要なら再インストール。
Cinnamonを使用していないなら、NetworkManagerだけで十分。
kde-applications
KDE Plasmaを使用している場合を含めて、困るような削除は発生しない。 必要なものだけ再インストールすれば十分。
plasma
KDE以外が使うものとしてはbreeze-gtkが消える。
また、Qtデスクトップを使う場合はbreeze, oxygenが削除されることも影響が出る。
ちなみに、他のデスクトップで常駐するようなものはkde-applicationsに含まれているため、plasmaまで消す必要はあまりない。