LinuxでReakTek r8152/r8153 USB LANが頻繁に切断される
usb
- TOP
- Old Archives
- LinuxでReakTek r8152/r8153 USB LANが頻繁に切断される
QtuoのUSB 3.1 Type-CのUSBアダプタを使っているのだが、これは
- 2x USB 3.0 Type-A
- SD card reader
- microSD card reader
- RJ-45 1000BASE-T Ethernet
という構成になっている。 これらはおおよそ正常に動作するのだが、イーサネットに関しては頻繁に切断されてしまう。
調べるとACPIのリセットで解決するという声もあるのだが、 それでは解決しなかった。
dmesgでエラーの内容としては、
usb_reset_and_verify_device Failed to disable LTM
と記録されている。
これはtlpをこのデバイスにおいて無効にすることで解決する。 `/etc/default/tlp“において
USB_BLACKLIST="0bda:8153"
とすることで解決する。
それで頻繁に切断されるという問題は解決するのだが、ある程度通信していると、
Tx status -71
というエラーによって切断されてしまう。
netdev listに この件が報告されている。
これは、RealTekが配布しているドライバーで解消されるような情報もあるのだが、 AURにあるドライバは2.08.0であり、最新版は2.09.0なのだが、 2.09.0でも
LINUX driver for kernel up to 4.8
ということであり、もはやまともにサポートされていないようだ。 (それでも、このDKMSモジュールをインストールすることで1.6GBのISOイメージのダウンロードとアップロードは問題なく行えた)
RealTekのNICはWi-Fiのほうも途中で通信不能になるようなバグがあり、 LinuxにとってはRealTekのNICはあまりよくないという印象だ。 (ただし、RT2870チップは問題なく動作する――むしろ非常に良好に動作する)
Wi-Fiの場合は機種を限定するものの避ける方法はあるが、 USBのネットワークアダプターは多くがRealTek製で、選択肢が非常に難しい。
動作を確認できているわけではないのだが、USBイーサネットアダプターとしては AX88772/AX88719というASIX製のチップを採用したものがあるようで、 これらはプロプライエタリドライバがあるほか、プロプライエタリドライバを(手動で)導入しなくても動作するディストリビューションもあるようだ。