アプリとしての出来が悪いままのカスタムキャスト
ドワンゴのVTuber戦略は相当不調らしい。 まぁ、「当然だな」という越えがおおかったりもするのだが、登場当初は非常によく遊ばれ、期待も大きかったカスタムキャストがいまひとつ普及していないのも、その現れなのかもしれない。
カスタムキャストは元はアダルトゲームのカスタムメイドがベースになっている。 あれは、エディット機能自体は優秀なものの、DMM版含め出来がよくないという評判がもっぱらなので、必然なのかもしれない。 ありとあらゆる面でいまひとつであり、そのひとつとして「引き継ぎ機能がない」というのが挙げられていた。
やがて引き継ぎ機能が実装されたのだが、著しい「コレジャナイ感」が漂っている。
ほとんどの人は引き継ぎたいのはキャストデータだと思うのだが、キャストデータは対象外、というか引き継げるデータはほとんどない。 キャストデータを作るのは結構時間もかかるし、再現するのは困難なので、キャストデータが引き継げないとそもそも使い物にならないと思うのだが。
データをコピーすればOK
説明にある通り、キャストデータは端末に保存されている。 保存場所はAndroid/data/jp.customcast.cc2/
以下である。つまり、このフォルダ以下をコピーすれば良い。 幸いにも現在データチェックは甘く、キャストデータをピンポイントに上書きしなくても、必要なデータを再ダウンロードする形で通してくれる。
ただ、私が試した限りだとgvfs MTPの制限なのか、このフォルダ以下にコピーすること自体ができなかった。 ただし、ファイルの作成や上書きはできるため、
#!/bin/zsh
setopt bare_glob_qual
source="/path/to/source/directory/Android/data/jp.customcast.cc2/files"
dest="/path/to/device/internal/Android/data/jp.customcast.cc2/files"
for i in $source/*(/)
do
for j in $i/*(.)
do
print "$j"
cat "$j" > "$dest/${i:t}/${j:t}"
done
done
のようなシェルスクリプト(これはサブフォルダ用)で処理できた。 これ以上深いディレクトリの中身は放置して良いし、cache
以下は気にしなくて良い。
Windowsユーザーはどうすればいいか、という話は私が取り扱うべき話ではないから、 このフォルダをコピーすればいいよ、という情報を元にがんばっていただく方向で。