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Perixx PERIBOARD-106W JPキーボード

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PERIBOARD-106WはPerixxの日本語106キーボード。 スイッチはメンブレン、アクチュエータはラバードームの、いわゆるメンブレンキーボードだ。

特徴がないのが特徴、というか、ごく普通のメンブレンキーボードだが、4000円ほどと少し高い。 もう少し出すのならば安物のメカニカルキーボードが買えるし、ゲーミングメンブレンキーボード(光る)は買える値段であるため、ちょっと買いづらいキーボードだろう。

ペリックスは業務用キーボードなどで有名なメーカー。質実剛健というか、あまり特徴のないキーボードやマウスが多い。トラックボールに力を入れているのが特徴と言えるだろうか。

選択肢として強く上がりそうなのがこのコンパクトキーボードだ。 フルサイズで、カーソルオペレーションキーも一通り揃っているが、スペースを詰めて非常にコンパクトな仕上がり。スペースが狭いので省スペースキーボードが欲しいが、タイピングを犠牲にしたくもない、という場合には非常に有力な選択肢となる。

今回のキーボードは何の変哲もないフルサイズのメンブレンキーボード。私はペリックスのキーボードを使ったことがないので、興味があったので購入してみた。

レビュー

基本的に何の変哲もないキーボードという言い方でいいだろう。

形状的にはUnicomp Ultra Classicに似た古臭いものだ。 非常に大きく、大胆なカーブがつけられている。

重量はとても軽いキーボードと比べると重いが、重いキーボードほど重くはない。

少し高めのメンブレンキーボードの価値は確かにある。

キーはスライダーを持つ構造で、一体型ではあるがしっかりしたラバードームを持っている。スライダー接触部は厚くなっており、かなりしっかりした構造だ。

このため、かなりカチッとした感触になっており、しかしただ硬いELECOMのDUXキーボードのようなものではなく、過渡特性を感じられるものだ。

スライダーを持つためキーにブレが全くなく、非常に感触は良い。富士通コンポーネントのキーボードで8000円くらいするもの(FKB88系とか)と同じ作りであることを考えると、4000円ならかなり安いと言える。

特段気持ちよくはないが、非常に快適に打てるので、長文タイピングにも適しているし、安定したタイピングが可能。 少し固めのフィーリングなので、誤打しづらく、気を使わずに打つことができる。

いわゆる「良いメンブレンキーボード」の感触だ。メンブレンキーボードのフィーリングが好きな人であれば、結構気に入るのではないだろうか。

静音性については、カチャカチャ音がするので、あまり静音ではない。

ケーブル出しのホルダーは非常に爪が深く、珍しく完全に実用になる。