Chienomi

検索ワードにお応え @2018-09

その他デジモノ・デジゴト

第4回の「検索ワードの内容にコメントする」コーナー。

今回からは、「あくまで記事の何かで言及していないもの」に限定して話していきますよぉ

検索ワードからピックアップ

「ターミナルエミュレーター sakura」

sakuraはVTE3を使ったターミナルエミュレータ。 Ubuntuとかで使われているらしい。

ただ、Gnome Terminalなどと比べて「VTEむき出し感」があって割と使いにくい。 少なくともお勧めはできない。

「midori メモリ消費 ブラウザ」

midori自体はgtkwebkitのブラウザなのでメモリ消費は少なめだけれども、ページ自体で消費するメモリは基本的に変わらない。

ただ、Chrome系列は信じられないほどメモリを消費するので最初からメモリが限られている場合は大きな違いになる。 ただし、動的要素のあるページを見続ける場合は優位性に乏しい。例えばTwitterとかFacebookとか。

YouTubeはChromiumのほうが軽い。

「zenfone4 selfie pro シャッター音鳴らない」

小さめなだけで鳴ります。

シャッター音にあまり気を遣わなくて済むから私はこれくらいがいい。 Axon7なんかデジイチの音より大きいので、結構何事かと振り返られてしまう。

「xephyr xnest」

基本的にxephyrがxnestを置き換える。

「Ricty nerd-fonts unicode」

RictyにNerd Fontのパッチを当てたものだね。

Nerd Fontのグリフも含めてちゃんとサイズ設定されたものが欲しいならいいかもしれないけど、Cicaのほうがいいかもしれない。

「ryzen g linux modesetting」

KMSかな?

KMSだとしたら、AMDGPUドライバは最初から有効になっているので、わざわざKMSを無効化しない限りは有効なはず。

Ryzen Gを使っているならばビデオドライバはAMDGPUでしょう。 Catalystの場合はKMSは使えず、KMSが設定上有効になっているとトラブルの元だったので、切るのが普通だった。

「シェルスクリプト csv ぐちゃぐちゃ」

CSVがそもそもどういうフォーマットかという点があるのだけど、そもそもCSV自体が結構複雑な規格だし、 よくシェルスクリプトでawkを使ってCSV云々とか言っているのを見かけるけれど実際到底無理なので、とてもお勧めできない。

どうしてもやるなら、少なくともタブ区切りにすべきだし、それでもエスケープの処理などなかなか難しい。 CSVと言っているものが本当にCSVかという問題を含めてCSVライブラリを使うのですらも割と色々難しい。

とりあえずRubyなりPerlなりPythonなりを使うことを検討してはどうだろうか。

「windows98マシン linux」

やってできないことはないし、実際私もVAIO PCV-MX2にLinux入れたりもしているけれども、 なんのメリットもない のでやめたほうがいい。

Xアプリを動かすにはパワーが足りず、かといってコンソールではデバイス認識が厳しいため、 「Xだけ起動してずっとターミナル」ということにしかならない。

また、Archが入らないため(Archはx86_64のみ)最小限の構築もなかなか大変。

組み込みみたいにしたいわけじゃないだろう?

「gtk4 xfce」

Gnome4も目処が立っていないし、XFce4 GTK3も一体いつになるやらという状況なのに、気が早すぎないか。

現状ではGtk4は十分なパフォーマンスが出ておらず、実用にはほど遠い。 また、ユーザービリティの面で言えばGtk3とほとんど変わらないのにメモリ消費量がだいぶ増えているのであまり期待はできない。

「sonar アクティベーション 解除」

特に処理は必要ないが、Melodyneだけは必要。

ただし、現在はMelodyneはウェブからディアクティベートできるようになったので、そこまで難しい手順はなくなった。

「ssh 複数端末に一斉コピー」

SSH鍵を、という話なら間違っている。 SSH鍵は端末ごとに持たせるべきだし、ログイン端末ごとに鍵自体分けるべきである。

ファイルを、ということであればそれも考え方としては正しくない。 そういうケースでは共有するほうが普通だし、管理したいのならVCSを入れるべき。

どうしてもというのであれば

for i in hosta hostb hostc;do scp somefile1 somefile2 $i:.; done

みたいにもできるけれど。

「win98 ネットブック」

ネットブックという概念ができたのはWindows XP時代。

「d vine luv win7」

D†VINE LUV は名作だね (エロゲーです)

知らない人のために言っておくと、ゲーム性自体はだいたいディアブロ (エロゲーです)

今の若い人はディアブロも知らないだろうなぁ…

Windows 7で動作するものの、カラーモードがうまく設定できず色がおかしくなる。 もしかしたら256色モードで起動したら大丈夫とかあるかもしれないけれど、確かめていないのでなんとも言えない。

「discord デュアルメッセンジャー」

Discordのマルチアカウントは結構難しい。

Linux版Discordはそもそもマルチインスタンス実行ができない仕組み。 やろうとするとユーザーを分けるとかしないといけないのだけれど、だいぶ面倒。

方法としてはpurple-dircordとPidginの組み合わせやRipcordなどのサードパーティクライアントもあるけれど、使っていないので推奨はできない。

「windows dd バックアップ」

Windows diskが/dev/sdbだとすると

dd if=/dev/sdb of=winbackup.img bs=1M

しかし、ほんとにddするの? めっちゃ扱いにくいよ?

「Manjaro ドライバー アップデート」

Manjaroの場合Nvidiaドライバなんかはpacmanで普通に上がる。

ほとんどのドライバはカーネルに含まれているから、カーネルのアップデートでアップデートされる。

「btrfs 問題点」「btrfs 不安定」

ほとんどの普通の場合問題はないし不安定でもない。

地雷になるのは「RAID5/6を使う」「RAID構成を変更する」。

あと、ディスクが不安定になったときにbtrfsごと不安定になるのは改善してほしいポイント。 完全にディスクが死んだ場合は他のファイルシステムは即死だからそれよりはマシなのだけど、そうでなく問題があった場合にハングする条件が多すぎて、ディスクが不安定になると(BtrfsのRAIDで保護されていても)Btrfsが死んでしまうのはなんとかしていただきたい。

でも、悪い点といったらそれくらいしかない。速度も近年は少なくとも私は気にならない。 NVMe SSDだったりするし。

「btrfs zfs 比較」

明らかに良い点は最新のカーネルに常に追従できることと、サイズが違うディスクでRAID1を組める(1ディスクだけが全体容量の半分を越えるのでなければちゃんとディスクを使い切れる)ことかな。

「format btr ファイルシステム」

mkfs.btrfs -d <profile> -m <profile> -L <label> disk...

これ以外のオプションはあまり使わない。

重要なのは-d-mで、それぞれデータ、メタデータを冗長化するかどうかのオプション。 raid1とraid0に関してはシングルディスクでも指定できるけれど、それ以外は作成時点で必要なディスク数を満たしていないとダメ。

標準はメタデータがraid1で、データはraid0。

「skype 改悪」

ひどいよね。もはや使い物にならないと思う。

それでもしばらくは通話品質が良いから使い続けていたのだけれども、今や通話品質も悪くなって使い物にならないので、使わなくなってしまった。

「discordノート的な機能」

専用にチャンネル作れば良いのではないでしょうか。

「シェルスクリプト 並列化」「shell マルチスレッド」

これ、結構要望があるみたいなので、ちょっと何かでまとめる。

「投票サイト ip」

IPアドレスベースのアクセスカウントとか前時代的すぎるのでやめてください。

「nvenc vs qsv」

直接に比較した記事がないけれど、とりあえずNVENCのほうが圧倒的に高速。 それにQSVは結構CPU使うし、ハードウェアエンコードの目的を考えると明らかにNVENC有利。 QSVはどちらかといえばCPUでは重すぎる動画に対する再生/配信/録画支援じゃないかな。

ただ、これは明らかにシステムによるので、ディスクリートビデオカードを使うかどうかの話にとどまるから、あまり意味のない比較だと思う。

画質は確かにQSVのほうがちょっといいのだけど、画質にこだわる場面ではQSVも使えないのが正直なところ。 スクリーンキャストとかでやむなく使う場合はQSVであれNVENCであれ、あとでエンコードする想定でかなり大きいビットレートで保存することになる。

「z400 前期 後期」

2009年モデルが前期で、2010年モデルが後期。 後期型で水冷になった。

水冷かどうかというよりも、前期型は正直ラインナップがかなり微妙だったので買いな個体は少ないと思う。 基本的にはAMDビデオカードである点も、この世代のAMDビデオカードはATIドライバかCatalystドライバになるけれど決してよくはないし。

なのでZ400買うなら後期型がお勧め。